バッド・カンパニー。
35年ぶりの日本公演、行ってきました。
会場はなんばハッチ、ボクは1階の立ち見席でした。

いやー、異様な光景でした。
客の95%は男性、そのうちの90%が『オヤジ』!!
ボクも含めて『オヤジ』の大集会。
ロックのコンサートになんか縁の無さそうなワイシャツを着たオヤジたち、
オマエらちゃんと仕事しとんかいな?みたいな、
一見世間からドロップアウトしてそうなオヤジたち(ボクはこっちかな?)、
何せ、オヤジ臭満開。

って書くと、何かオゾマしい感じだけど、演奏はよかったー。

前座は『スティーブ・ロジャーズ』。
そう、ポール・ロジャースの息子です。
オヤジと同じ顔、同じ声。
よって、歌はうまかったー!(最後の1曲しか聞いてないけど...)
だから、お父さん方は暖かく聞いてあげてました。
まあ、オヤジどもは『素性のわかった人間には好意的に接する』
という習性があるみたいですが。

本編は
ロックン・ロール・ファンタジー Rock ‘N’ Roll Fantasy からスタート。
いきなり盛り上がる。

続いて演奏した曲を、ざっと以下に並べます。

ムービン・オン Movin’ On
ラン・ウィズ・ザ・パック Run With the Pack
シーガル Seagull
   (ポール・ロジャースのエレアコ弾き語り。
    こんなにギター上手いなんて知らなかった。)
バーニン・スカイ Burnin’ Sky
オー・アトランタ Oh, Atlanta
フィール・ライク・メイキン・ラブ Feel Like Makin’ Love
   (ギターのハワード・リーズがオベーションのフラットマンドリンと
    エレキギターの2本を首からぶら下げて演奏してました。)
シューティング・スター Shooting Star

ここまでの曲以外にも何曲かやったはずだけど、忘れちゃった。
知らない曲もあったし。
何と新曲(何だかDoors の Roadhouse Blues みたいな曲)もやってました。
曲順もアヤフヤにしか覚えていません。
ロック・ステディ Rock Steady はやりませんでした。

で、アンコール前の最後が
キャント・ゲット・イナフ Can’t Get Enough
いやー、盛り上がりました。
サビの “I Can’t Get Enough for Your Love” のところは、完璧に客まかせ。
はじめから、ここの部分は歌わんぞ!と。
おじさんたちの大合唱。
ポール・ロジャースは最後の方で3回だけ
“I Can’t Get Enough for Your Love” って歌っただけでした。

で、すぐにアンコール。
バッド・カンパニー Bad Company
レディ・フォー・ラブ Ready For Love

Ready For Love どうなるか不安だったのですが、
ギターのハワード・リーズ 
そつなくやってくれました。
後半のボーカルとのねちっこい絡み、
アルペジオでどんどん盛り上げて行く。
さすが年の功。
アメリカツアーじゃあずっとミック・ラルフスの横でやってた人ですから、
勝手もわかってるんでしょう。
ミック・ラルフスだったらもっと良かったんでしょうけど...

アンコールはサクッと2曲だけ演奏して終わり。
まあ、しゃあないか。
だって、メンバーみんな60過ぎ。
普通の企業だったら、とっくに定年退職している年齢だもんね。

凝りもせずに、またツアーTシャツを買ってしまいました。

裏はこんなんです。


パンフレットも当然買っちゃいます。

今回は、50歳、49歳(ボク)、40歳とオヤジ3人でコンサートに行ってきました。
3人とも医者です。
みんな神戸大学がらみの医者です。
地味な国立大学出身の医者はイベントごとの後にも
あんまり『パーっと行こか!』はしません。
オヤジ3人でおとなしくラーメンを食べて帰りました。